9月に開院18周年を迎え、改めて思うこと。

こらからの美容医療

グランクリニックを開院した頃、美容外科・美容皮膚科という診療科は受診するにはどこか敷居が高い、後ろめたいというところがありました。しかし、昨今の美容ブームやマスコミの力などもあり、一般に浸透してきた感はありますが、今だに一歩踏み出せないでいるという方もまだまだ多くいらっしゃいます。

私はその原因の一つに治療内容の伝え方、伝わり方があると思います。(?と思われる人もいるでしょうが)美容医療は目が大きくなる、胸が大きくなる、痩せる、肌が綺麗になるなどメリットが見た目にはっきりわかり、また美しさへの願望は非常に多く、大変魅力的な治療です。
このためメリットが強調される上、「腫れない」「バレない」「翌日から普通の生活」という本来は腫れや出血、安静の必要などのデメリットまでもメリットとして広告され伝わってしまいます。
そして安易に簡単に治療を受けることになりますが、実際には腫れる、人にわかるということになり、結果「バレる」というあたかも悪いことをしたかのような感覚になり後ろめたくなるということです。

美容医療は決して悪いことではなく、より幸せにより充実した生活を送るための素晴らしい医療で、後ろめたい気持ちを抱くことは全くないと私は思います。
もちろんこれは我々医療従事者サイドに多くの問題があるのですが、治療を受ける側としても“デメリットのない医療は無いんだ”くらいのつもりでカウンセリングを受けてください。そして内容をしっかり理解した上で治療に望みましょう。

グランクリニックは9月で開院18周年(広島時代も含めて)を迎え、19年目に入りました。これも患者様、スタッフはじめ、当院に関わってくださっている多くの方々のおかげと深く感謝しております。
これからもしっかりとメリット、デメリットの両方をお伝えし、充分に理解いただいた上で治療にあたり、美容医療が深くそして親しみやすく浸透するよう努めて参りますのでよろしくお願いいたします。