直接剪除法によるワキガ多汗症治療(保険適用)

直接剪除法(保険適用)


直接剪除法とは?

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ワキガ手術において最も一般的に行われる手術法で、においの原因となるアポクリン汗腺を直接目で見ながら除去します。
ワキの下の中央部をシワに沿って3~4センチ程度切開し、脇毛の生えている範囲に渡り皮下を剥離します。そこから皮膚を反転させて、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を一つ一つ切り取っていきます。可能な限り切除していくので最も治療成績がいいのはいうまでもありません。
特に当院の直接剪除法はいくつかの工夫を加えてより皮膚に優しくアポクリン汗腺を確実に丁寧に除去できるワキガ治療です。
同時に注意深く真皮下層を切除するエクリン汗腺も除去可能で多汗症の治療としても効果がありますが、欲張りすぎると色素沈着や拘縮の原因になるので注意が必要です。
直接剪除法は皮膚を切開するため、多少の手術跡は残ります。 また皮膚を縫合する際に、皮膚がしっかりくっつくまでは一定の時間が必要となります。
入院の必要はありませんが、激しい運動は術後1週間~10日間程度は避けてください。

直接剪除法はなんといっても直接アポクリン汗腺を見ながら切除するので、最も効果が高く再発もほとんどない方法です。
切開した跡はもともとも脇のシワに一致させているので、時間とともにほとんど目立ちにくくなります。


直接剪除法の魅力

原則として、剪除法は健康保険による手術の対象となり、費用的には最も魅力的と言えます。
また、治療効果が最も高いと言われています。


直接剪除法に向いている方

● わきがの臭いが強く、症状が重度の方
● 確実に臭いを取りたい方
● 再発をできるだけ避けたい方
● 他の治療法で満足の行く結果が得られなかった方
● とにかく費用優先の方


直接剪除法の原理

皮膚を切開して、直視下でわきがの原因であるアポクリン汗腺を切除することにより、症状を改善させます。
一部エクリン汗腺もなくなり、わきの下の発汗量も減少します。


直接剪除法の流れ

カウンセリング、手術予約、術前検査を行い、後日手術となります。

(1)仰向けに寝ていただき、わき毛の生えている範囲に麻酔注射を行います。
(2)わきのシワに沿って、約3~5cmの切開をします。
  (わき毛の範囲が広い場合は2箇所の切開をする場合があります。)
(3)直視下にアポクリン汗腺を鋏(はさみ)で切除していきます。
(4)洗浄後、創閉鎖・アンカー縫合・タイオーバー固定・弾力包帯固定を行い手術を終了します。
  (程度によってはタイオーバー固定の必要ない場合もあります。)


アフターケア

一度脇の下の皮膚を剥離していますので、そのあとに血腫ができないようにタイオーバー固定という圧迫固定を約1週間行います。この固定が非常に重要ですがこの固定のため脇を完全に閉じることはできません。1週間後、タイオーバー固定を外し、術後約2週間で抜糸を行います。(その間、通院は3回/週のペース)


直接剪除法のリスク

● 皮下血腫
● 感染症
● 色素沈着(腋毛部、糸の跡など)
● 皮膚壊死
● 瘢痕拘縮
● 再発(特に中学生、高校生など思春期に手術した場合)


注意事項

直接目で見て可能な限り全てのアポクリン汗腺を取り除く直接剪除法は非常に効果の高い治療法ですが、丁寧に皮膚を剥離し、少しずつ腺組織を取り除いていくため、片側30~40分の施術時間になります。
ただしこの手術でしっかりと効果を出すには、肉眼でみてできるだけ多くの腺組織を取り除くことが大前提となります。その前提がなければ手術の効果は落ちてしまいます。
この手術には片側で通常40~60分程度の時間を必要とします。
また、アポクリン汗腺は脇毛の下に多く分布しますがそれが全てではなく、陰部やソケイ部、乳輪部などにも存在します。そのため充分な範囲のアポクリン腺をしっかりと除去したとしても、臭いがゼロになるわけではありません。
手術の年齢的には第二次性徴期以降で、親権者の同意があれば可能ですが若年時に施術するとアポクリン汗腺の自己再生の確立が高く、成人してから再手術を行う場合もあります。
また、長い間ワキガに悩んできたことから、実際には臭いが無くなっても自分では臭っているように感じる場合もあります。

直接剪除法は最も効果の高い治療方法ですが、100%確実に臭いがなくなるということではないということはご理解いいただきたいと思います。
もちろん格段に臭いがなくなるわけですから、ほとんどの人はワキガの悩みから開放されて、快適な生活を送ることが可能です。


施術費用

保険適用(3割負担で37,000円弱)
※費用は税抜表記となります。



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