ボトックスとはボツリヌス菌が作る毒素を加工してできた医薬品です。
アメリカでは米国食品医薬品局(FDA)にも認可されていて、安全面でも問題がないと結果がでています。
ボトックス注射により、エクリン汗腺の活動を抑制し、発汗を抑えます。
施術時間も15~30分もかかりません。多汗症には非常に効果的で、ボトックスが汗腺につながる神経をブロックし、汗の分泌を抑えるので、結果的にワキガのニオイも抑える作用があります。注意するのはあくまでも多汗の原因の汗腺の活動を一時的に抑えるだけで多汗症が完治するわけではないということです。
大事なイベントが直前にある方などが、数分で治療ができるボトックス治療はとても手軽な治療といえます。注射による施術のため、身体への負担も軽い治療です。
多汗症ボトックス注射で手軽に発汗ストップ!
◉多汗症ボトックス注射について
ボトックス注射の魅力
(1)傷のない治療
メスを使用せず、即効性があるので非常に有効です。
(2)安全性・信頼性
日常生活に全く支障がなく、ボトックスに抗体が無い限り確実に発汗が抑えられます。
ボトックス注射の効果
汗の発汗を抑える治療ですから、根本的に治しているわけではありません。
わきがの程度が重度の場合には、汗は止まっても臭いが止まらないということが起こりえます。
効果は約4~10ヶ月とかなりの個人差があります。
効果期間を過ぎると再度注射の必要がありますが、2回目以降の方が、効果期間が延長する傾向にあります。
また、ボトックスで上手くコントロールできる場合には、抗体のできにくいドイツ製のボカチャーの使用をお勧めしています。
ボトックス注射の問題点
最大の問題点は程度の強い場合に効果が出ないことがあるということ、ボトックスに抗体が出来てしまうと効果がなくなるということです。
ボトックス注射治療の流れ
● 麻酔薬の入ったクリームを塗って表面麻酔
● ワキガの気になる範囲に数十箇所注射
リドカインという麻酔薬の入ったクリームを塗り、麻酔をすれば痛みはほとんどありませんが、塗らずに行ってもさほど強い痛みはありません。
ボトックス注射のアフターケア
治療後、すぐに帰宅でき日常生活に全く支障がありません。
治療時間約10分と非常に短い治療時間です。
施術費用(多汗症ボトックス:両脇)
診察の上、原発性腋窩多汗症(重度)と診断された場合、保険適応となります。(3割負担で約30,580円)
その他は36,630円~
施術費用
内容 | 価格 |
両脇 | 36,630円~ |
両手のひら | 132,440円 |
※費用は税込表記となります。