眼瞼下垂治療のアフターケア


・当日は色つきのサングラスを持参してください。
・小さなガーゼなどはあてる場合があります。
・手術当日と翌日は腫れを防ぐために冷すことで、腫れを抑えることが出来ます。
・当日は、シャワーは可能ですが、手術後3日目から洗顔・入浴は可能です。
・顔は濡れタオルなどで軽く拭く程度にしてください。
・手術後消炎鎮痛剤、抗生剤、胃薬の内服をしていただいています。
・自宅で消毒は不要ですが、眼軟こうが処方された場合のみ、1日2~3回程度めん棒で創部にやさしく塗ってください。
・眼の中に入れて良い軟こうですので入っても心配要りません。
・抜糸は5~7日目に行います。


治療を受けられた方によくでる症状

腫脹

術後1週間で50%以上、3週間で70~90%程度の腫れが取れます。本人は少しでも腫れていると気になりますが、しばらく様子を観ていきましょう。


皮下出血

いわゆる内出血ですが、どれくらい出るか人によって様々です。吸収されるまでに1~2週間を要することもあります。


左右差

左右の眼は立体的には同一でないこと、手術直後は使用した麻酔薬の量だけ瞼が大きくなっている事などから、ある程度の左右差は直後から必ず生じますが、徐々に同じ感じに近づいていきます。3~4か月以上続く場合はもうしばらく経過を観てから再手術することがあります。


違和感

瞼板という所に糸をかけるため違和感を感じることがあります。2・3週間~1か月続くことがありますが徐々に慣れて感じなくなります。


外見の変化

手術後、時間とともに変化します。「眼元がきつい感じになった」などの症状があっても徐々に改善されますので3~4か月は様子を観ましょう。


その他よくでる症状

血腫

たくさん皮下出血が起こった場合に、皮膚の下に血液がたまることがあります。術後早期に生じることがほとんどですので、抜糸して血液を除去し洗浄するほうが早く治ります。


眼の乾燥感

手術後、眼が閉じきれなくなっていると起こります。時間がたつと閉じるようになり症状は改善します。それまでは寝る前に眼軟こうを塗るか、点眼薬の処方を受けてください。


再手術について

次のような場合に再手術を行います。

1)術後1~2日以内に出血が生じたり、血腫が出来たりした場合は出血点の止血や血腫を取り除く手術をすぐに行います。

2)手術を行って3~4か月経過しても開瞼に明らかな左右差があり、まぶたの形が左右明らかに異なったりしている場合に、術後半年以上してから再手術を行うことがあります。

3)腱板や筋肉、腱膜が引っ張られて裂けていたり、かけていた糸が外れていたりするために起こっていることが多く、この場合再手術も同じ方法で行えますので心配はありません。

4)まぶたがしっかり開けられるようになると、上まぶたの皮膚がまつ毛に乗っかるように被さってきて腫れぼったく感じる場合があります。はじめの手術で余分な皮膚はある程度切除しますが、それ以上の美容(見かけ上の改善)目的の場合も術後3~4か月以降に再手術することがあります。(この場合は自由診療となります)


眼瞼下垂の手術や術後など、
気になることは
お気軽にご相談ください。

監修:グランクリニック院長 中村恭介
グランクリニック院長 中村恭介

香川医科大学医学部(現香川大学医学部)卒業。
広島大学整形外科教室形成外科診療班、県立広島病院整形外科、広島市立広島市民病院形成外科の勤務を経て、名古屋市中区栄に医療法人美彩会 グランクリニックを開院。
◯日本形成外科学会専門医
◯日本整形外科学会専門医
◯日本美容外科学会正会員
◯日本美容皮膚科学会正会員
◯日本抗加齢医学会正会員
◯日本抗加齢美容医療学会正会員


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